今月6日と7日、兵庫県は神戸市アスコフットサルパークにてデフフットサル日本代表候補合宿が開催されました。
今回は、アジア太平洋選手権を共に戦った選手のなかに、怪我や仕事の都合で参加することのできなかったメンバーが数名いる一方で、デフサッカーからデフフットサルへの転向となった千葉選手(ゴレイロ)と、イタリアから帰国した鎌塚選手(FP)の2名が初参加という、新たな期待も膨らむ合宿となりました。
初顔合わせに伴うコミュニケーションや、これまで培ったものの確認と、そして新たに示された戦術など盛りだくさんな初日から、主に健聴者でそれも県リーグや府リーグ、またFリーグ(フットサルプロリーグ)レベルで構成されたワンデイ大会への参戦という形でのテストマッチとなる2日目と、選手にもスタッフにもなかなかボリュームのある内容でしたね。
結果としては、予選3試合を過去初となる勝利を含む全勝で突破し、決勝トーナメントに進出するという快挙を成し遂げ、決勝トーナメント初戦では惜しくも敗退したものの、普段はFリーグで戦うチームを相手に怯むことなく挑む姿勢は、アジアを経験した選手やチームが培った「気持ちの強さ」の表れだったのではないでしょうか。
個人的には合宿中に、以前と比べて内面から変化しつつある選手を何名か、そしてその変化に伴った結果を出しつつある選手も何名か見ることができて嬉しかったですし、新たに多くの発見と共有を得られるという充実した時間として過ごせたことが、ひとりのスタッフとして、またひとりの人間としてとても幸せでした。
みなさんにはいつも感謝です。
次回の公式な合宿までは3ヶ月弱の間が空きます。その期間中、いかに意識をして過ごすのかが重要だと思います。選手のみんなに会えるのが今からとても楽しみです。